本文へ
STUDIO GOAT

バイブコーディング日誌 · 7

最初の1分で去っていく人たち

テスターを迎えて一週間。数字を開いてみた。

セーブまで進んだ13人のうち11人が、チュートリアルの区間で止まっていた。

最初は、チュートリアルが長いからだと思った。それで測ってみた。

  • ボットで回すと、チュートリアルの最後まで1分24秒。
  • 最後まで進んだ人も、3分前後だった。

長くはなかった。止まった人の多くは、最初に入ってから1分ちょっとで去っていた。

去っていく場所は決まっていた。

  • 最初の一回をクリアして出てきたロビー。初めて見る画面が一度に出てくる。
  • レベルが1に戻るロビー。同じ説明が三回出てくる。
  • 建大入口のボス。チュートリアルを越えた二人が、二人ともここで止まった。

建大入口は、ボットで十二回戦い直してみた。死ぬ理由はボスの大技ではなかった。正面に立って受ける普通の攻撃と、ボスが呼び出した手下たち。なのに、死んだときに出るヒントは「範囲を見てよけろ」という一般論だった。

もうひとつ。建大入口の手前には、レベルアップの壁があった。わざと入れた壁だったが、テスターにとってはただの壁だった。

そこに検索エンジンもいた。検索ボットがゲームを開いてみたせいで、テスターの数が五人ふくらんでいた。検索からは外しておいた。

それで、今週変えたこと。

  • 建大入口で死ぬと、そのボスに合ったヒントが出る
  • レベルアップの壁をなくした。壁に集まっていた経験値を、次のレベルたちに均等に分けた
  • 同じ説明を二回しないように消し、もらった装備はすぐに身につけさせる
  • スキルが自分で狙うことを、一行で伝える
  • スマホを横にすると、全画面を一度すすめる
  • どこにとどまり、どこで閉じるのか、記録をもっと残す(記録に同意した人だけ)

一週間後に、同じ数字をもう一度開いてみるつもりだ。

予想は外れた。測ってみてよかった。